■2021年6月16日〜18日、IIciの検証
動かないまま、何年も部屋のオブジェとなっていた、IIciを処分することにした。その前に本当に動かないのか、確認してみることにしたのだが、またしても無駄な時間が過ぎていった。

Macintosh IIci(拡大・拡大-2)
最初に壊れていると思われる電源を分解し、中身を確認してみた。なんとトランスが溶けていた。うむむむ。


とりあえず、必要になるコネクターを切り取って、後は分別して捨てた。このコネクターを利用してIIci 用にATX電源を加工する。

(オリジナルのケーブル)
手元あるものを確認すると、24ピンの電源を20ピンのマザボードに接続するための変換ケーブルがあったのでこれを利用することにした。
(配線はこのサイトを参考に加工しました。 http://www.marushin-web.com/mac2_1.html )
変換ケーブルのオス側から必要なケーブルピンを抜いて、IIciの電源コネクターに挿して行った。

(加工後・拡大)
(完成)
電源の加工が終わり、緑と黒のケーブルをショートさせ、起動させようとしても一向に起動できない。原因不明。今日はこれでおしまい。

マザボード上には、ビデオボーとキャッシュカードが挿さっているので、これらを外しテストを繰り返すが、起動しない。今日もダメかとあきらめて片付けた後、もしかして使用しているATX電源の問題ではと思い、再びセットして電源を変えてみたら、なんとマザボートの緑のLEDが点灯してる
。動いている。しかしモニターには何も表示しない。

(
LG
23MP65VQ-P23インチ)  モニターとの接続ケーブルは、PCで一般的に使われているD-sub15ピン(ピンが3列)を使用。Macintosh側はD-sub15でも独自のピンが2列のポート。そのため変換コネクターが必要。
そのコネクターのディップスイッチの設定で解像が変わるのだが、スイッチの設定に試行錯誤してしまう。
所有しているディップスイッチは、6ピンの製品、8ピンの製品、10ピンの製品と3種類あった。そのうちの10ピンの製品を使用(上の写真)。
設定はコンポジットシンク、セパレートシンク、さらにコントロールパネルで解像度を変えられる場合は On-The-Fiy などがある。設定を色々変えてみた結果。
Macintosh IIci と
LG
23MP65VQでは、13RGB(640x480)セパレートシンク(1-4-5-7)で表示できた、というより、モニター上に640x480のグレーのエリアが現れただけだ。それ以外は何も見えない。
マザボードに接続されている機器をシンプルにして見た。
FDDだけ、→HDD(SCSI接続)だれ、→CDドライブ(SCSI接続)だけと試行錯誤した結果。

(拡大)

ミツミのFDDと昔作った、ノートンの緊急起動 FDD でついに起動できた。しかもモノクロ。緊急起動ディスクとはシステムとノートンだけで、HDDが不調の時に、FDDから起動しノートンでHDDを修復するためのディスクだ。

(拡大)
マザボートが動き、8枚のSIMMに問題がないことが分かった。これでSIMMはヤフオクで売れる。しかし、ビデオボートを搭載したり、キャッシュカードを搭載したり、HDDを接続したりすると動かない。おそらく色々不具合があるのだろう。動かなかったApple純正HDD(SCSI接続)とApple純正CDドライブ(SCSI接続)、Apple純正FDDを7600/132のマザボードに接続しテストした結果、HDDは完全に動かなくなり、FDDも不調。Apple純正CDドライブ(SCSI接続)だけが、まだ動くので、これ以外はバラして分別して捨てることにした。
最終的にIIci のマザボートも捨てることにした。
1992年
に購入した(約80万円)Macintosh IIci もついに箱だけとなった。その後Apple純正CDドライブも分解し分別して捨てた。
2021年6月16日〜18日
・調べてわかったこと。IIci側の D-sub15 ピン(ピンが2列)

モニターセンスラインとは:
接続れているディスプレイのタイプ識別するためのMacの仕組み
・初期
13インチ(モノクロ):ID1→ID2→GNDを繋ぐ
13インチ(カラー):ID1→→GND
21インチ(カラー):ID0→ID1→ID2→GND
・拡張Type7(Quadra以降、初期と互換性がある)
VGA/SVGA:ID1→ID2
16インチ(カラー):ID0→ID2
19インチ(カラー):ID0→ID1
・モニターやPCなどで使われている、ミニD-SUB15ピン

・一般的ATX電源のケーブル色とその出力(参考データ)
橙 |
+3.3VDC |
+3.3V直流 |
赤 |
+5VDC |
+5V直流 |
黄 |
+12VDC |
+12V直流 |
青 |
-12VDC |
-12V直流 |
白 |
-5VDC |
-5V直流 |
紫 |
+5VSB |
+5V直流、コンセットに接続している時は常に出力 |
黒 |
COM |
各出力の戻り |
緑 |
PS ON |
電源ON/OFFコントロール信号 |
灰 |
PWR OK |
電源出力OK信号 |
茶 |
3.3V Sense |
3.3V出力センサー |
ATX Version 2.1
20ピン、メイン電源コネクターを上から見たところ
《↑TOP》
▼2023年2月(Power Mac Power Mac MT333)~
今回は、古いマザーボードや電源も、売れるものは全部売って、売れなかった物は捨てて整理することにした。
Power Mac MT333のマザボードの作動テストをしていて、テスト結果のキャプチャを現在使っている iMac(Intel-CPU、macOS Sierra)にコピーしようと思った。
中継にiBook G3 ClamshellのUSBポートを使おうと持ったが、電池を分解してしまったため、起動しなくなってしまった。なぜか このiBook G3 Clamshell は ACアダプターだけでは起動しない。しょうがなくMT333のPCIバスに搭載するUSB拡張カードを探した。
Mac 対応で検索したら auストアーがヒットしたので購入(570円)して見た。この製品に使われているチップはVIA VT6212Lで、他で売られている製品のほとんどがこのチップを搭載していて、全ての店でMac非対応と書かれていた。なので半信半疑で購入。到着した製品をPower Mac MT333に搭載しドライバーCDをセットしたら、やっぱりMac用ドライバーはなかった。またしても無駄遣い。販売元にそのことを問い合わせたら、返金しますと言っていたが、570円の製品を梱包し送り返すより、PCで使った方が良さそうなのでそのまま保管。
そのため、Power Mac MT333で撮ったキャプチャを iMacに移動できないまま中断。
▼IDE接続のHDDの替わりをどうしよう
作動テストはMacとWindowsの両方ですすめていたのだが、残してあった一台きりのIDE接続のHDDの調子が悪く、これが動かなくなるとIEDしかない製品のテストできない、ヤフオクで売れなくなってしまう。そこでこれに変わるドライブを探すことになった。
方法は、
1→ SATAのHDDをIDEに変換する方法。
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Rosebe IDE → SATA変換アダプタ (IDE - SATA変換アダプタ ATA 双方向 変換ボードカード 販売: Rosebe¥1,198)を購入したのだが、認識しなかった。
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2→
手元に残っている2.5インチのIDEタイプのHDDを3.5インチIDEに変換する方法などを検索。
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次に、変換名人 2.5"IDE → 3.5"IDE(変換マウンター IDE-25A35AF 販売: アマゾンジャパン合同会社 ¥1,510 )を購入
変換名人 2.5に40GBの2.5インチIDE-HDDを搭載して、MacOSをインストールしてみた。
2.5"IDE → 3.5"IDEになっただけだから、使えて当然か。これでとりあえず、予備のIDEドライブを確保できた。
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▼SATAタイプのHDDを使えないかテストしてみた (拡大)
PowerMac MT333に Turbo MAX/ATA-66(PCI)カード装着、スゴイアダプタにSATA-HDDを装着してTurbo MAX/ATA-66にIDE接続、Mac OS標準のフォーマットアプリを起動すると、Apple純正HDDではないので、サポート外でフォーマットもマウントもできなかった。
そこで残しておいたB'sCrewでフォーマットしてマウントできた。PowerMac MT333に付属のシステムCDから起動して「スゴイアダプタ+SATA-HDD」にOSをインストール、やっとSATA-HDDからPowerMac MT333を起動することができた。
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「システムトークス スゴイアダプタ SATA-IDE変換アダプター 信号・電源変換一体型 マスタースレーブCS 切替対応 SATA-TR150VH ¥2,911」
これを使えば、IDE HDDがなくてもSATA HDDを利用できる。
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▼マザボードの電池が空なら、とりあえず電池を交換してみよう
(Power Mac MT333のマザー)

(拡大)変換名人 2.5とスゴイアダプタでHDDを接続
3月に入り Power Mac MT333を使ったテストをさらに進めた。最初にマザボード上のカラの電池を新品に交換。
このマザボードのIDEコネクターは当初HDDを認識しなかった。マウントできたのはDVDドライブだけだったので Turbo MAX/ATA-66(PCI)カードなどを使ってHDDを使用していたが、電池を交換してから、IDEコネクターが使えるようになった。
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スゴイアダプタ + SATA-HDD(拡大)
スゴイアダプタ SATA-IDE変換にSATAタイプのHDDを装着し、マザボードのIDEポートに接続し電源をいれたら普通にシステムが起動した
MT333に標準で搭載されていた
Ultra2 Wide SCSI カードに接続したHDDから起動させ、マザボード上のIDEコネクターに接続したIDEタイプのIBM製HDDをマウントできるか試してみた。
Appleのドライブ設定を起動すると、未マウントディスクとして表示されたのでフォーマットしてみたら成功、Apple製以外のHDDをマウントできた。
内蔵電池が 重要だとは思ってもみなかった。  |
▼AppleTalk
ネットワークが使えるか試してみた(Power Mac MT333のマザー)
イーサーネットケーブルでMT333とハブを接続。iBook G3 Clamshellとハブをイーサーネットケーブルで接続。AppleTalkでMT333とiBook G3がファル共有できるか試した。普通に接続できた。使用したハブのネットワークには
iMac(macOS10.12.6)
Windows Home Server
などが繋がっているが
MT333からはiBook G3以外は見えない。まあ当然。
SMBがサポートされていないのでAppleTalkだけしか見えない。
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▼iBook G3 Clamshell
簡単に電池交換できると思い、分解したら、ケースが割れてしまった。なので、電池がないため、起動しなくなってしまった。ACアダプターだけでも動くけど、OSの再インストなどできない。
電池とソケットを買って、動くように工作しようと考えアマゾンで購入。電池はすぐ届いたのにバッテリーケースが届くまで12日間もかかり、途中で工作する意欲が失せてしまった。
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モバイルバッテリー 大容量 10400mAh スマホ電池充電器 LEDライト 18650リチウム電池4本付き 2USBポート スマホ携帯バッテリー スマホ充電 バッテリー取り外し可能 2A急速充電 スマホ 充電器 小型 持ち運び便利 出張/地震/災害/アウトドアなどの必携品
販売: XHP-JP ¥3,280
Clamshell のオリジナルのバッテリーパックの中には、この18650リチウム電池が8個入っていた。
購入したバッテリー充電ケースにiBook G3 Clamshellで使われていた8本の電池を4本づついれて充電してみたら、不思議なことに充電できた。1本ずつテスターで調べてみたら、2本が使用不能で、残り6本は使用可能だった。つまりClamshellのパッテリーパックは1本でも不良になると電圧が足りなくて使えなくなるのだが、全部の電池が不良というわけではなかった。 |
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バッテリーケース 18650 1本 バッテリーボックス 電池ケース リード線付き 5個入り 販売: volflashyjp ¥450 |
配線図
図の左側のバッテリー
コントローラ-裏
コントローラ-表
部品が揃ったのにバッテリー工作をしなかったので、ヤフオクでジャンクの iBook G3 Clamshell を落札(10,500+1,590円)してしまった。バッテリーを探したがなかった。
届いたClamshell はボロボロので特に液晶が酷かった。まるで火で炙ったようにしわしわ、起動しても、ディスクトップに何が映っているか確認できなかった。
目的はバッテリーパックだったので、取り出して自分のiBookに搭載したら普通に起動した、このバッテリーも空で充電はできない。
起動するたびに日付が1956年に戻ってしまう。
落札したiBookは不要なので分解してみることにした。HDDを取り出して中身を見たら、データが残っていた。つまり使用していたままで、消去もしてなかった。取り出したHDDを消去して再利用しようとしたのだが、OSなどインストールできなかった。途中で書き込めれなくなった。多分壊れているのだろう。捨てた。
iBookはHDDにたどり着くまでほぼ全部バラスことになるので面倒だ。
うちの iBook G3 Clamshell は、バッテリーパックが無いと起動しなかった。
ACアダプターだけだとCD-ROMから起動して、OSのインストールや修復、アップデートなどができなかった。
ところがオークションで売られている機械はバッテリーパックがなくても起動でき、CD-ROMからOSをインストールできているとして売られている。なぜ ?
得意のヤフオクの闇でしょうか。
[闇その一] パソコンの本体やパーツ出品してる人たちで、作動確認済みと書いてるのに、作動している写真がない。
[闇その二] 通電確認済み、作動するか不明。電気が通ったのを確認するってどおゆう意味?
通電確認してる写真を載せろ。さ
[闇その三] 携帯しか無いのか、写真のトリミングもキャプチャもできないのに、パソコンの本体やパーツ出品してる
[闇その四] 写真はイメージ。カタログの写真を使ってる。売ってる商品写真はなぜ無い。
iBook G3ではUSBメモリーをフォーマットできなかった。B'zクルーを使ってもできなかった。
USBメモリーは3.6GBまでしか認識しない。
《参考サイト》
iBook G3 クラムシェル 分解&HDD交換
https://mo.kerosoft.com/074
https://zh.ifixit.com/Device/iBook_G3_Clamshell#
■2022年11月~古いMacのパーツを再びチェック
2018年に整理し、またそのままになっていた古いMacのパーツを再びチェックした。今回は、作動状態のキャプチャーを取ったのだが、問題はこのデータを PC やmacOS10.26 で作動しているiMacにコピーする方法。
イーサネットでネットワークにつないでも、古いMacは AppleTalk しかサポートしていないので、他の機器には接続できない。USBカードがあれば簡単なのだが対応するボードを見つけられなかった。昔、玄人から出ていたらしい。

(G3 MT33のマザーボードを使用してテスト)
iBook G3 Clamshellをなんとか利用しようと考えた。
この機種にはUSBポートが付いている。
IEDタイプのHDDをUSB経由でiBook G3に
接続できれは
USBメディアにデータをコピーできる。
MT333をIEDハードディスクで起動しキャプチャーをとる
→ それを外してUSBでiBook G3に外付けハードディスクとして接続
→ キャプチャーをiBook G3にコピー
→ iBook G3上のキャプチャーをUSBメモリーにコピー
→USBメモリーをiMac (2017)に接続しキャプチャーをコピーしWebなどで使う
という壮大な計画だ。
(2018年に整理した時は、FTPで自分のサーバーにデータをアップした。なぜUSBを使おうとしたのか不明。)
(拡大)
そこで使用したのが、下の商品。SATAやIEDタイプのHDDをUSBに変換できる。
タイムリー UD-3102SAIDE、ヨドバシ3,010円だった。無駄遣いかも。
MT333で撮ったキャプチャが入っているHDDをUD-3102SAIDEを使ってiBook G3 Clamshellに接続し、iBook G3 Clamshellに装着したUSBメモリーにコピー。このUSBメモリーをiMacに接続。
(後から気づいたのだが、M333で使っていたHDDをUSB経由で、直接 iMac (2017)に接続すればよかったのでは? がしかし、これはドライブのフォーマットが違うので、マウントできない)
HFSフォーマット:初代MacからOSX10.5.8 Leopardまで
HFS+フォーマット:OS8.1からOSX10.12 Sierraまで
Mac OS拡張:macOS 10.12以前で使用されているファイルシステム
Apple File System(APFS): macOS 10.13(macOS High Sierra )以降で使用されているファイルシステム |
MT333のMacOS8でキャプチャした画像を iMac (2017) の macOS Sierraで開こうとしたら開けなかった。ファイル形式などいろんなものが変わってしまったためだ。ふるいMacOSのキャプチャーはPICTだったかな。
・振り出しに戻る。
MT333で動いているMacOS 8.1で一度「jpg」に変換する必要がある。
なので、古いMacOS 8.1に昔使っていたグラフィックコンバーター3.xxをインストールし、jpgに変換してファイルを移動した。
さらに、macOS Sierr上で、Windowsでフォーマット(FAT)されたUSBメモリーにMacOS 8.1用のアプリケーションをコピーした。
iBook G3 ClamshellのUSBにそのUSBメモリーを接続し、コピーしたアプリケーションを開こうとしたが、開けない。クリエーターとか何とかかがなくなって、アプリケーションとして認識されない。圧縮する必要があったのだった。だらだら時間だけが過ぎていく。
一番簡単なのは、2018年の時と同じ様に、MT333などのOLD Macからインターネット上のサーバーに圧縮(zipなどでしたファイルをアップロードして、現行の機種でダウンロードする方法だが、フリーのサーバーを探すか、レンタルする必要がある。
※UD-3102SAIDEを使ってHDDを iBook G3 Clamshell に接続ししても、 iBook G3のUSBポートからの電力ではHDDは作動しない。
■ターゲットディスクモード |
FireWireケーブルがあるのでしたら、ターゲットディスクモード(Macをハードディスクとして起動する方法です)を使用してデータの移行を行えます。
1.Macから、全てのFireWire機器を取り外します。
2.古いMacの電源を切ります。
3.2台のMacをFireWireケーブルで接続します。
4.古いMacの電源をいれ、すぐにTキーを押しっぱなしにしてください(ターゲットディスクモードで起動します)。
5.しばらくすると、新しいMacは古いMacを外付けハードディスクとして認識します。
6.あとは通常通りにファイルのコピーを行ってください。 |
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