
■DisplayHDR400、DisplayHDR600、DisplayHDR1000
米VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)は、パソコン用ディスプレイの品質基準「DisplayHDR version 1.0(HDR映像品の表示性能規格)」を策定。
ディスプレイをベーシックの「DisplayHDR400」、ミッドレンジの「DisplayHDR600」、ハイエンドの「DisplayHDR1000」の3クラスに分け、その末尾の数字は最大輝度を示し、例えば DisplayHDR400 であれば 400nit 必要とされています。
その他の条件としては、HDR10 が必須、色域はBT709・DCI-P3の確保・色深度は400は8ビットとされています。
VESA,HDR対応液晶ディスプレイの標準規格「DisplayHDR」を発表。対応製品は早ければ2018年に登場か
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20171212022/
新規格「HDR10+」も発表!画質向上「HDR」を基礎から徹底解説! https://www.pc-koubou.jp/magazine/1641
※HDR(High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)従来のSDRより広い明暗差を表現しようとする新規格)
※HDRの国際規格「ITU-R BT.2100」
2016年7月に制定されたHDRの国際規格。
・BT.2100(4K/8K、HDR):解像度 / HD、4K、8K、ビット深度 / 10または12-bit、フレームレート / 最大120p、色域 / Rec.2020、輝度(ダイナミックレンジ)/ HDR
・BT.2020(4K/8K):解像度 / 4K、8K、ビット深度 / 10または12-bit、フレームレート / 最大120p、色域 / Rec.2020、輝度(ダイナミックレンジ)/ SDR
・DCI-P3:映画館での上映が目的の規格、色深度 / 112bit、コントラスト比 /2000:1、フレームレート /24fpsなどが規定されいます。
・ガンマカーブ:PQ方式 /Web配信、映画コンテンツ向け、HLG /テレビ放送番組向け
■Ultra HD Blu-ray
Blu-ray DiscAssociationが策定したUltra HD Blu-rayは、大容量化、4K UHD をサポート、ビデオ・エンコードにH.265 (ISO/IEC 23008-2 HEVC) を使用、ハイダイナミックレンジ合成 (HDR) をサポート、ベースが25GBの片面2層ディスクで既存Blu-rayとの互換性はない。
HDRフォーマットとして、HDR10(パナソニック・ソニーが提案)、DolbyVision、Philips HDRの3種のHDR方式の中から、ロイヤリティフリーで標準のみで実装可能な「HDR10」を必須HDR技術として採択。
※HDR10は1つの動画全体に対し1,000nitsや4,000nitsといった数値で最大輝度を指定するのに対し、Dolby Visionではフレームごとにメタデータを持たせてシーンごとに輝度を動的に設定することが可能
Panasonicのプレーヤーの注記にはこのようにあります。
Ultra HD ブルーレイを再生するためには、著作権保護のために、ディスクによっては本機をインターネットに接続していないと再生できない場合があります。
4K/HDRで視聴するためには、
HDCP2.2、4K/60p/4:4:4、UltraHD ブルーレイ規格のHDR信号に対応する機器(ディスプレイ)や端子に接続してください。
HDCP2.2に対応していない機器や端子に接続した場合、2K解像度で、HDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。
また、ディスクによっては正しく再生できない場合があります。
4K/60p/4:2:0(8bit)まで対応の機器や端子に接続した場合、60p素材の再生はHDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。
4K/60pに対応していない機器や端子に接続した場合、2K解像度で出力します。HDRに対応していない機器や端子に接続した場合、HDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。また、ディスクによっては2K解像度での出力、または正しく再生できない場合があります。その他、Ultra HD ブルーレイの再生に関する情報は http://av.jpn.support.panasonic.com/support/bd/
でご確認ください。4K/60pをお楽しみになりたい場合は、18Gbps対応のケーブル(別売)が必要です。
■Ultra HD ブルーレイ ムービーの再生
UHD対応BDドライブ。OSは、Windows 10。CPUはIntel 第8・7世代デスクトップ向けプロセッサーとHD Graphics 630 または Iris 640/650 Intel グラフィック。HDCP 2.2 に対応するディスプレイ(解像度 が3840 x 2160 以上を推奨)、HDR 機能を有効にするには、HDR・10 ビットの色深度表示能力 (HDMI 2.0a/DisplayPort 1.4 接続インターフェイスあり) に対応する必要がある。Intel SGX(Software Guard eXtensions:ソフトウェア保護拡張。OSからもアクセスできない特殊な保護領域へ暗号化データを隔離しておけるセキュリティ機能で、コピーガード技術で保護されたUHD BDをアプリケーションで再生する時に利用される)
■Ultra HD Premium
UHD Allianceが品質認定ロゴを制定、色域や色深度などの条件を設けて対応製品や映像配信サービスはロゴが使用でき、認証されたデバイスで、認証されたコンテンツを見れば、HDRを十分に堪能できるというもの。
・VESA,HDR対応液晶ディスプレイの標準規格「DisplayHDR」を発表。
対応製品は早ければ2018年に登場か(4Gamer.net)
・パソコン工房NEXMAG トップ > ITトレンド
> 新規格「HDR10+」も発表!画質向上「HDR」を基礎から徹底解説
・PHILE WEB > ニュース > AV&ホームシアターニュース
https://www.phileweb.com/news/d-av/201709/03/42027.html
Windows 10 での HDR ビデオのストリーミング
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4040255
HDR普及を加速する「HDR10+」の狙い。ワーナーとAmazon参加で採用拡大へ
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/1100217.html
AMD Radeonの動画をヌルヌル再生する機能「Fluid Motion」を無料で簡単に利用する http://androgamer.net/2017/06/21/post-5777/
http://ascii.jp/elem/000/001/753/1753934/
https://blog.goo.ne.jp/krmmk3/e/991996a3bb4b8d87013888bbd1119051
■PCパーツ100選 2010 液晶ディスプレイ編
http://www.dosv.jp/feature/1002/34.htm
■液晶ディスプレイ選びのポイント
http://www.dosv.jp/other/1101/
■LEDバックライト
LEDバックライト式液晶「W2486L-PF」を試す -前編-低消費電力化とパネルの薄型化を実現
(AKIBA PC Hotline-09/7/18)
LEDバックライト式液晶「LG電子 W2486L-PF」を試す -後編-
緑の発色が特に鮮やか、第一弾としては高い完成度(AKIBA PC Hotline-09/7/25)
■規格
2K、フルハイビジョン(1080i):1920×1080
4K: UHD(2160p):3840×2160、ITUが定めた規格
4K:DCI4K:4096×216 0、DCIが定めた規格
8K:8K UHD(4320p):7680×4320
30p・60p=リフレッシュレートと画面描画の方式、60pは、1秒間に60回画面を書き換える
●HDMI 1.4:4K/30p、3840×2160 = 24 Hz, 25 Hz, 30 Hz、4096×2160 = 24 Hz
HDMI 1.4b:4096 × 2160(30Hz)
※4,096×2,160画素を毎秒24フレーム、3,840×2,160画素を毎秒30フレームまで伝送
8bit 4:4:4または10bit 4:2:2、10.2Gbps
●HDMI 2.0:4K/60p、4096 × 2160(60Hz)、12bit 4:4:4、18Gbps
HDMI2.0-A:伝送量18Gbps、3840×2160 60 hz (YCbCr信号4:4:4/対応色深度12bit)
HDMI2.0-B:伝送量10Gbps、3840×2160 60 hz (YCbCr信号4:2:0/対応色深度8bit)
※色情報は1/4だか、デジタル放送・ブルーレイなどのカラーフォーマットは4:2:0。
●HDMI 2.1:4K/120fps、8K/60fps、48Gbpsの高速伝送(HDMI2.0が最大18Gbps)
VESA DSC1.2a対応、ダイナミックHDR、eARC対応(高ビットレート(192kHz 24-bit)と、非圧縮の5.1chと7.1ch音声に対応)、ゲームモード VRR/QMS対応、HDCP2.3対応、ホットプラグ検出対応
●DisplayPort 1.2:5120 x 2880(30Hz)
●DisplayPort 1.4:7680 x 4320(60Hz)
※DisplayPort
次世代デジタルインタフェースのひとつ。HDMIと同様に1本のケーブルで映像信号と音声信号を送ることができる。信号線1本の信号伝送速度は最大2.7Gbps。これを4本束ねケーブル1本当たりの信号伝送速度は最大10.8Gbpsとなる。
伝送レートは最大10.8Gbpsで、最大2560×2048ドット以上の解像度に対応し、色深度は48ビット(RGB各色16ビット)、リフレッシュレートは最大120Hz(120fps) データはRGBの映像信号とクロック信号を別々に送るHDMIとは異なり、映像/音声すべてを「Transfer Unit」というマイクロパケットに分割して宛先デバイスへシリアル転送する。
http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia02_02/
HDMI2.0 |
8bit |
10bit |
12bit |
16bit |
4K@24 |
RGB
4:4:4 |
4:4:4 |
4:4:4
4:2:2 |
4:4:4 |
4K@25 |
4K@30 |
4K@50 |
RGB
4:4:4
4:2:0 |
4:2:0 |
4:2:2
4:2:0 |
4:2:0 |
4K@60 |
Y, Cb(Pb), Cr(Pr)
4:2:0:UとVそれぞれの水平・ 垂直両方向を半分に間引いたもの、一般的なMPEG圧縮フォーマット
DVD、デジタル放送、D-VHS、BD、HDV、AVCHD
4:2:2: UとVにつ いて,それぞれ水平方向を半分に間引、一般的な業務用ビデオに採用
4:4:4: 完全な色情報、信号を間引かず全て記録するので最も高画質のフォーマット
4K/60p 4:4:4/24bit、4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bit、4K/60p/4:2:0/24bit
(フレームレート /カラースペース /
最大ビット数)
・DCI = Digital Cinema Initiatives
HDCP2.2 = 4K映像コンテンツに対する著作権保護技術
4Kはもう時代遅れ? テレビの新しい高画質「HDR」とは何なのか
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150909/1066296/
・Panasonic Ultra HD ブルーレイ(UBZ1)
世界で初めて*1UBZ1が対応した、4K対応の次世代ブルーレイディスク規格です
http://panasonic.jp/diga/products/ubz1/ultra_hd_blu-ray.html
GIGABYTE AORUS FV43U

量子ドット技術により、優れた広色域、高輝度、HDR効果で、鮮やかな表示を提供します。アスペクト比16:9、解像度3840×2160の 43インチのVAパネルは、リフレッシュレート144Hz、10ビットカラー、DCI-P3を97%カバー、AdobeRGB色域を99%カバー、4K@120Hzでの映像出力にも対応
パネル
サイズ |
43インチ、VAパネル、ノングレア |
バックライト |
- |
DisplayHDR |
VESA Display HDR1000 |
HDR |
HDR10 |
縦横比 |
16:9 |
最大解像度 |
3840 x 2160 |
応答時間 |
1ミリ秒
(GTG) |
明るさ |
750 cd/m2、1000 cd/m2 (PEAK) |
コントラスト比 |
4000:1、視野角178度(水平/垂直) |
表示色数 |
10bits (8bits+FRC) |
信号入力 |
HDMI 2.1x2 |
信号入力 |
DisplayPort1.4 x 1 |
HDCP |
HDCP2.1 |
USB |
USB3.0 x2 、Type-C
x1 |
オーディオ |
ヘッドホン出力 |
AMD FreeSync |
- |
リモコン |
リモコンが付属 |
内蔵スピーカー |
12W x 2 |
通常動作時 |
最大280W |
スタンド使用時 |
W-967.2×H-638.16×D-251.31 |
スタンド使用時 |
10kg |
その他 |
- |
|
・モニターの解像度の通称
通称 |
解像度 |
QVGA
/ Quarter-VGA |
320×240 |
CGA |
640×240 |
VGA |
640×480 |
SVGA /
Super-VGA |
800×600 |
XGA |
1024×768 |
Quad-VGA |
1280×960 |
SXGA /
Super-XGA |
1280×1024 |
SXGA+ |
1400×1050 |
UXGA /
Ultra-XGA |
1600×1200 |
WSXGA+ |
1680×1050 |
WUXGA |
1920×1200 |
QXGA /
Quad-XGA |
2048×1536 |
QUXGA /
Quad-Ultra-XGA |
3200×2400 |
QXGA Wide |
3840×2400 |
480i |
720×480 |
480P |
720×480 |
1080i |
1920×1080 |
720P |
1280×720 |
1080P(2K) |
1920×1080 |
DCI 4K |
4096×2160 |
4K UHDTV /
(2160p) |
3840×2160 |
8K(4320p) |
7680×4320 |
・1080i
アスペクト比 : 16:9
走査方式 : 2:1インターレース
(飛越走査)
有効走査線数 : 1080本
(総走査線数 : 1125本)
フレームレート :
29.97
フレーム/秒
59.94フィールド/秒
有効画素数 : 1920×1080
もしくは 1440×1080/フレーム
飛び越し走査方式であり早い動きを表現すると画質が落ちることがある
・1080p
アスペクト比 : 16:9
走査方式 : プログレッシブ
(順次走査)
有効走査線数 : 1080本
(総走査線数 : 1125本)
フレームレート : 59.94フレーム/秒
有効画素数 : 1920×1080
もしくは 1440×1080/フレーム
■4K/60p出力には、
HDMI 2.0・DisplayPort 1.2以降
OSがWindows 8.1以降、
Mac OS X(Yosemite)以降が必要。
Intel HD Graphics 4200以降
GeForce GTX 630以降
Radeon HD 7700以降
AMD Radeon R7以降
■YUV(YPbPr)
Y:輝度Y、
U(Pb) :赤色と輝度の差(R-Y)、
V(Pr) :青色と輝度の差(B-Y)
■液晶パネルの駆動方式
・TN? VA? IPS?
液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう (1/2)/ITmedia
・TN方式(Twisted Nematic)
低価格、動画応答速度が高速。視野角が狭い。
・VA方式(Virtical Alignment)
視野角が比較的広い、高コントラスト化しやすい、液晶TVで多く採用されている。
・IPS方式(In-Place-Switching)
高い、視野角が広い、色再現性や発色に優れている、動画応答速度が遅いモデルが多い。
■現行のディスプレイ向け
インターフェイスの帯域
DVI(デュアルリンク):7.4Gbps
HDMI 1.4/1.4a:10.2Gbps
DisplayPort 1.1/1.1a:10.8Gbps
DisplayPort 1.2:21.6Gbps
・ドットバイドット:画素1ドットに対し、表示も1ドット
・アップスケーリング(アップコンバート)
液晶パネルの解像度に合わせて映像を拡大する
・DVI-D:デジタル信号のみを送受信することができます。
TMDSリンクを1本伝送できる23ピンの「DVI-Dシングルリンク」と、TMDSリンクを2本伝送できる29ピンの「DVI-Dデュアルリンク」の2種類がある。UXGA(1600×1200)まではシングルリンクで対応できるが、これを超える解像度に対応するためにはデュアルリンクが必要です。
・DVI-I:VGA信号互換のアナログ信号と、TMDS方式のデジタル信号の両方を送受信することができます。
●PCモニターのHDR規格を体験 高画質モニターの目印! 「DisplayHDR」対応のLG液晶モニター、何がどうすごいか徹底検証
PHILE WEB--2019年06月07日
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