■Macで使用されていたUltlaWideSCSI HDDのテストをしてみることにした
----2025/02/28〜
Macで使用されていたUltlaWideSCSI HDDが4台手元に残ったのでテストをしてみることにした。テストマシーンはWindows 10。最初、Mac用のUltlaWideSCSIボードをPCで使えないか、試行錯誤したが、作動しない。
なんでWindowsなのかというと、CrystalDiskInfoの様なフリーの便利なツールあまりない。
結局、ドライバー付きPC用ボードをヤフオクで購入した。
ドライバー
購入した製品はAHA-2940-SCSIコントローラーボードで、UltlaWideSCSIボードではなかった、よく確認しないで購入してしまった。
製品はMacで使われていたAHA-2930CU/MAC PCI SCSIホストアダプタと同じ感じだ。
コネクターが50pinなのでUltlaWideSCSI HDDは接続できない。
68pinから50pinに変換できるコネクターをアマゾンでで探すと、出てきた製品のレビューには、この製品は動かないと書かれていて、さらにこれなら使えたという製品が書かれていたので、それを購入した。でも高い。
Monoprice 100077 SCSI (HPDB) 68 Male to IDC 50 Male Adapter (100077)
by Monoprice [並行輸入品] ¥3,400

(拡大)
UltlaWideSCSI HDDとこんな感じで接続
(拡大)
UltlaWideSCSI HDDに取り付け50pinフラットケーブルでSCSIコントローラーに接続

Windows10で動くPCを使用、マザーボードがケースに入っていると、作業がしにくいので、分解して、中身を出してテストした。
MSI H270 PC MATE
Intel H270チップセット
GA1151 Celeron G3900
ドライブはインテル SSD 760p、 M.2 (Type2280)
データー用に、SanDisk SSD PLUS 480 GB
荷物が届いたので早速AHA-2940-SCSIコントローラーボードをインストールした。
そしてまたしても、ここからが大変だった。
商品に付属していたドライバーは自分がネットで見つけたものと同じだったが、INFの署名なしのドライバなので、このままではWindows10にはインストールできない。
ネットで調べた結果、BCDEditをONにしてINFの署名なしのドライバをインストールするとされていた。BCDEditとは、新しいストアの作成、既存のストアの変更、 ブート メニュー オプションの追加など、さまざまな目的に使用できます。とされている。
方法は以下のとおりで、
ブート メニュー オプションの追加をする。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動
以下を入力
>bcdedit /set advancedoptions on
enter
システムを再起動
Windows起動時にスタートアップ設定が表示される
上から
コンピューターの修復
などの項目の下の方に
「ドライバー署名の強制を無効にする」という項目があるので
それを選択し起動する
起動後
デバイスマネージャーから
? マークのSCSIの項目からドライバーのインストールへと進み
ドライバーの場所を指定してインストール開始
途中、警告が出る
「このドライバをインストールします」をクリック
インストールして再起動すると、
AHA-2940が使えるようになっている
もとに戻すには、
bcdeditコマンドから
bcdedit /set advancedoptions off bcdedialt-off
再起動でもとに戻す
(上の写真は、元に戻していないので、毎回Windowsを通常起動するを選択している)
ドライバーはインストールできたが、それからがまた大変。
PCの電源を入れると最初にAHA-2940のBIOSが起動し、接続されているHDDを調べ、名前が出たら、次に進み、マザーボードのBIOSが起動し、そしてWindows10が起動し始める。
Windowsが起動するまで1〜3分ぐらいかかるので、じっくり待つ。
HDDのジャンパーの設定が悪いとAHA-2940のBIOSがHDDを見つられないと、そこで止まってしまうか、Wimdowsが起動してもHDDが認識されていない。
最初にSCSIのBIOS、マザーボードのBIOS、そしてWindowsが起動し始める。
ちなみにこの画面が出たらすぐ、<Ctrl + A>でUtilltyに入ると書かれているので、試して見たら、いくつか設定できるが不明。わかったのはドライブテストぐらい。
やっと起動できたので CrystalDiskInfoをインストールしてSCSI HDDの情報を見ようとたら、SCSIは未対応なのか、認識しなかった。

今までの苦労は一体なんだったのか。この情報が見たくてここまでやったのに、残念すぎる。
それで、今度はHD Tuneを使ってチェックした。
結果、古いハードディスクはSMARTなどに対応していない感じだ。
ディスクは激しい音で今にも壊れそうな製品もあり、大丈夫かなと思ったが大方問題ないと出る。
テストしたのは以下の製品
●PowerMac MT333に内蔵しされていたHDD
・Apple/1997/4GB/3.5インチ/SCSI(IBM OEM DDRS-34560)
PowerMac MT333が標準搭載して販売した製品。不良センター発見。
・IBM OEM DDRS-34560/4GB/3.5インチ/SCSI
このディスクはPowerMac MT333を秋葉原のTZONE(すでに潰れた)で購入した時、追加でインストールしてもらった製品で、PowerMac MT333が動かなくなり、バラした時、HDDをぶつけたのか、ケースの一部が凹んでいるのを発見した製品。こんな製品を平然と売るとか、なんか時代を感じる。
●Power Macintosh G3 (Blue and White) に内蔵しされていたHDD
・Apple/1998/9GB/3.3インチ/SCSI(IBM OEM DDRS-39130)
色々試したが、AHA-2940のBIOSが認識しないので、テスト不能。
・Seagate Barracuda ST318436LW/Ultra160 SCSI ワイド/18.2GB/3.5 インチ
問題なくテスト終了
● PowerComputing : PowerWave 604/150 (1995年10月発売のモデル)に内蔵されていたSCSI HDD
・MICROROLS SCSI HDD 3243/4.3GB/50Pin
AHA-2940のBIOSが認識しないので、テスト不能。
テスト状況はこちら
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Power Macintosh G3
(Blue and White)1999年1月
PowerPC 750シリーズを搭載(400MHz) PC100 SDRAM 4slot 64 MB または 128 MB
PC100 準拠 SDRAM
(3.3V 駆動、バッファなし、64 ビット幅、168 ピン、サイクルタイム 100 MHz)
ATI製Rage 128 16MB
Ultra2 SCSI 9GB 7,200rpm
Ultra ATA 32 倍速CD-ROM ドライブ
100Base-T Ethernet port x 1
Mac OS X 10.4.11まで対応
PowerComputing
PowerWave 604/15--1995年10月発売
Tsunami アーキテクチャに
基づく
タワー ケースに
150 MHz PowerPC 604 プロセッサ
16 MB または 32 MB の RAM
1.0 GB ハード ドライブ
4 MB ATI Xclaim GA ビデオ カード
PowerWave シリーズは PCI ベースですが、 独自の Stargate テクノロジで3 枚の PCI カード、または 2 枚の PCI カードと 2 枚の NuBus カードを搭載できます。
4 MB ATI Xclaim GA video card
MacOS: 7.5.2-7.6.1、8.0-9.0 4
搭載されていたのは
iXMICRO Twin Turbo 128M/M2
VGAx2 PCI 8MB
PowerMac 7300〜 PCI接続タイプ
搭載されていたドライブは
MICROROLS SCSI HDD 3243 4.3GB |