■カルネ
カルネとは車やバイクを一時輸入する時、現地で売られたりすることなく、出国することを保証するもので、関税を免除してもらうための書類。カルネなしで当時のペルーにバイクで入国した時の関税は200%で、50万円のバイクに対して100万円の税金がかかることになる。カルネはそれぞれの国が国際条約に加入している場合のみ、自動車連盟や関係団体が発給できる。日本では日本自動車連盟(JAF)が発給(多分、車やバイク)する。カルネくFIA(国際自動車連盟)カルネとAIT(国際旅行社同盟)カルネがある。
カルネは、1年間有効。5枚・10枚・25枚つづり、A4サイズぐらいの大きさ。カルネはその車が登録されている国で発給される。日本でカルネをとったら、必ず日本に戻ってくることが前提で発給される。途中で事故などで廃車にする場合は、合法的に処分しなければならない。1ページで一国、入国時に半券を渡し、出国時に残りの半券を渡す。台帳には入国・出国スタンプが残る。帰国時は日本の税関で必ずスタンプをもらう。
旅行が一年を超える場合は、2回目のカルネが必要になる。また、カルネに未使用のページがある場合は、外国の自動車クラブなどで、90日間延長してもらえるとされている。ただし、延長ができる国とできない国があるそうだ。2回目のカルネは日本いる代理人にとってもらう。保証人、書類、保険料は最初にカルネをとった人と同じ人、同じ手続きが必要になる。書類などは出発前に揃えておけるが、契約書に本人のサインが必要で、旅行中に日本大使館で署名証明書を発行してもらう。また、2回目のカルネの送り先は日本大使館などが安全だ。
【カルネの申告・AIT(国際旅行社同盟)カルネ25枚綴り】
パスポート:カルネの有効期間をカバーする有効期限のあるもの、2〜5のコピー(当時)
国際登録証書:車を登録している、陸運局で発給してもらう
保証人:輸入税などを弁済する人
印鑑証明と印鑑:保証人と本人(カルネ保険利用時は各二通)
車に関する書類:車検証のコピー、車両に関する記載書
旅行計画書:できるだけ詳しいものを作成(見本-1、見本-2、見本-3)
予備パーツの価格・数量:英文タイプでリスト化したものを二通
車の価格:新車価格、中古の場合はバイクやで確認
船積み時期・会社・費用:代理店か、船会社で見積もりをもらう
発給手数料:JAFに払う(25,000円だった)
国際ナンバープレート(4,000円だった)・Jマーク代金:JAFに払う(500円だった)
発給保証金:JAFに払う(30,000円だった)
カルネ保険料:JAFに払う(保険金:1,491,085円で、保険料は44,740円だった)
※カルネ保険とは、本来カルネの発給を受けるときに必要な高額な保証金を預けなくて済むようにした制度。
カルネ保険は保証金の3%で掛け捨て。保険はJAFが代行してくれる。
私は
1----計画:バイク、出発日、旅行期間、計画書、費用を決定
2----書類:パスポート(申告から2週間)、船会社への見積もり依頼
3----JAFに相談
4----書類:国際登録証(その日)、カルネ申告書、パーツリストの作成
5----航空券の購入:ビザなどの取得
6----JAF:カルネの申告書の提出、国際免許の取得(その日)
7----カルネの発給(10日ぐらい)
8----発送:船会社に荷物バイクを運び、カルネで痛感してもらい、カルネを返却してもらう。
9----出発 |